毎週木曜日に『DAZN』で放送されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。
今回は内田篤人がドイツを訪問する企画の第二弾で、シャルケ04でプレーしている親友の吉田麻也を迎えての対談となった。
話はワールドカップ終了後のことになり、内田篤人が「ブラジルのときは長谷部さんが選手やスタッフを集めて解散式をやったけど、今回はやった?何を喋ったの?」と聞くと…。
吉田「やったよ。俺らはやっぱり悔しいと。クロアチアには絶対に勝てた。ベスト8がギリギリでこぼれ落ちてしまったという悔しさがすごくあるし、自分の持っているものを出しきれなかった選手もいる。
そういうもどかしさはあるんだけども、これで日本に帰ったら『すごい、よかった、おめでとう、感動した』と言われる。自分が思っているものと周りの評価のギャップが必ずある。それは覚悟して欲しいと。
でもそれを踏まえた上で、『メディアに出よう』と。
ワールドカップが終わって12月から年明けまでいっぱいメディアに出ることによって、日常にサッカーを取り入れてもらえると。
そうしたらサッカーが好きになった子がプレーし始める。将来190cmになる男の子が、野球ではなくてサッカーを選んだら、それだけで日本は強くなる可能性が大きくなる。
そういう子たちをサッカーに取り込むためには、俺たちがピエロにならなければいけない場面もある。
みんながみんなやらなければならないわけじゃないよ。三笘も、冨安も、鎌田だってやってない。それはいいんだけど、やれる人はやってほしいと。
ワールドカップを見て盛り上がった人々がJリーグを見に来てくれるかもしれないし、そうなればサッカーが盛り上がる。だからそこを我慢して欲しい、という話をした。
みんながみんな三笘や鎌田のようでも良くないし、逆に槙野のようでも良くない。いろんなタイプがいて、いろんなジャンルでサッカーの人たちがいることが大事なんだ」
ワールドカップでドイツ、スペインを破ってベスト16に入った日本代表であるが、クロアチアにはPK戦の末に敗れてしまった。
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実際に戦った選手たちは悔しさが残る終わり方であったが、周囲からはおそらく称賛される。そのギャップを覚悟しておかなければいけない、と吉田麻也は感じていたようだ。