今年、フランスで開催されるラグビーワールドカップ。
前回大会4位だったウェールズも出場するが、そのウェールズで行われたサッカーの試合で珍事があった。
英4部、ニューポート・カウンティ対ブラッドフォード戦でのワンシーンがこちら。
Bradford keeper Harry Lewis mistakes the 22 at Newport for his own box after a through-ball pic.twitter.com/Cvpiu6bnkm
— James Dart (@James_Dart) March 11, 2023
ブラッドフォードGKハリー・ルイスはペナルティエリア外でボールを掴んでしまった。ただ、ゴールラインの外にも白線が引かれており、彼はそれと混同してしまったのだ。
謎の白線はラグビーの22メートルライン。試合が行われたニューポートのロドニー・パレードはウェールズラグビー協会が所有しており、ドラゴンズという地元ラグビーチームも本拠地として使用している。
『South Wales Argus』によれば、ラグビーのラインは緑に塗られているはずだというが、この日は雨の影響などもあったようだ。
通常ならGKは一発退場になるはずだが、主審は勘違いに配慮してイエローカードに留めた。
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ウェールズのレジェンドでもあるブラッドフォードのマーク・ヒューズ監督は主審の判定を支持したが、相手監督は不満だったようだ。
マーク・ヒューズ(ブラッドフォード監督)
「彼(ルイス)はラインが白いと思っただけだ。青か緑になっているはずだが、雨で流されてしまった。
レフェリーは常識的な判断をしたと思う。意図的ではないと理解してくれた。
ハリーは純粋に自分はペナルティエリア内にいると思ったのだろう。故意ではなかったし、レフェリーは正しい判断をした」
グレアム・コフラン(ニューポート監督)
「GKに同情する部分もあるが、彼はミスをした。誠実なミスを。
もし、(ホームである)我々の選手が誠実なミスをしたら、罰せられるだろう。
誠実なミスは試合のルールにあるわけではない。なぜ、試合のルールが適用されなかったのかは分からない」
そんな試合は1-1の引き分けで終了。なお、ウェールズでは降雪もあり、ブラッドフォード側は金曜の練習ができなったとか。