ついに今月開幕を迎えることになった中国超級リーグ。

クラブの経営難や撤退が相次ぎ、先月まで参加するチーム数すらも決まっていなかったものの、規模を2つ縮小しての16クラブ体制で行うことになった。

そして、その過程で借金や給与の滞納を解決できなかった広州城FC(元広州富力)や昆山FCなどがクラブを解散せざるを得なくなった。

しかしその一方、3月になっても練習を開始できず深刻な経営難が囁かれていた広州FC(元広州恒大)については、奇跡的にクラブ存続が可能となり、2部での戦いに臨むことになった。

ところが『北京青年報』の報道によれば、決して状況は芳しくないようだ。

旧広州恒大はアカデミーを含めた巨大なトレーニングセンターを作ったことで話題となったものの、現在土地の賃貸料を支払えていない状況だそう。

トレーニングセンターの玄関には紙が貼られており、そこには「2023年2月28日に賃貸契約の期限が切れる。契約条項に従い、当社はすべての土地を取り戻し、未払いの家賃を回収する。できるだけ早く退去してください。4月10日までに対応をお願いします」と書かれているという。

巨大コングロマリットの恒大グループによって大きな投資を受け、中国超級リーグを8回優勝した広州恒大。しかしながら不動産バブルの崩壊、新型コロナウイルスによる影響でその砂上の楼閣は一瞬にして崩れてしまった。

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なお、今季の中国超級リーグは4月15日に開幕することが5日に発表されており、緊急的に第1節の準備が進められている。

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