今季限りでパリ・サンジェルマンとの契約が満了を迎えるリオネル・メッシ。延長のオプションはあるが、それが行使される可能性は低くなっている。
また、パリ・サンジェルマンのファンも現在リオネル・メッシやネイマール、マルコ・ヴェッラッティら中心選手に対するバッシングを強めている状況だ。
それらもあってリオネル・メッシ側は今季限りで退団するとクラブに通告しているという報道もあり、この夏にはフリーエージェントになると伝えられている。
その移籍先としては、先日AFCチャンピオンズリーグ決勝で浦和レッズと対戦したサウジアラビアのアル・ヒラルが有力だと言われている。
『L'Equipe』によれば、アル・ヒラルはメッシを獲得するためになんと年俸2億5000万ユーロ(およそ369.1億円)の2年契約という凄まじいオファーを準備しているとも。
ただ、それを阻止しようとしているのがリオネル・メッシの古巣でもあるバルセロナ。
かつての同僚チャビ・エルナンデスが監督を務めているバルセロナは、財政難とは伝えられているものの、すでにセルヒオ・ブスケツの退団は決定。他にもラフィーニャ、アンス・ファティ、フランク・ケシエ、ジョルディ・アルバらの売却を進め、メッシの獲得を狙っているとのこと。
そして、バルセロナはリオネル・メッシに対してシーズンあたり2300万ユーロ(およそ34億円)の年俸を提示する準備を整えているそうだ。
【関連記事】W杯アルゼンチン代表、メッシ超級の“価値”を持つ男たち
なおリオネル・メッシの父親ホルヘは「今のところ来季についてはどのクラブとも合意していない。パリ・サンジェルマンとの契約を終えるまで決定は下されない」と話しており、少なくとも閉幕までは去就についての動きは保留されるようだ。