日本人選手が多く所属するセルティックだが、元祖と呼べる存在なのが中村俊輔だ。
2007-08シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、俊輔擁するセルティックはバルセロナと対戦している。
元セルティックDFポール・カディスはそのバルサ戦がプロデビュー戦だった。主に右サイドバックとしてプレーした当時20歳だった彼は、『Under The Cosh』で当時をこう振り返ったそう。
「自分が何をしようとも、もし罵倒されても、彼ら(チームやファン)が若造である自分を気遣ってくれると分かっていた。でも、もしうまくいったらあらゆるものを得られたので大丈夫だった。
バルサとの対戦は次元が違う。ハーフタイムには監督からロナウジーニョへの対応について怒鳴られたよ。
中村俊輔は攻撃では素晴らしかったが、守備では自分の助けにはならなかった。
だから、(バルサの左SBエリック・)アビダルが面白がってオーバーラップしてきた。自分はてんやわんやだったよ。でも、すごい経験だった。
ロナウジーニョらとの直接対決とかね。それまで感じたことがないほど強烈だった。ボールが入ってくるやいなや、彼はまずぶつかってきた。
自分が息切れから立ち直ることにはボールははるか遠くにいっていたよ」
プロデビュー戦でロナウジーニョらと対峙したのは強烈な体験だったとのこと。
ただ、その翌日にはある少女が彼に妊娠させられたと訴える記事が新聞に掲載されることになったそう。