今季スイス・スーパーリーグのFCシオンでプレーしていた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリに、また大きなトラブルが起こっているようだ。

シオンは今シーズンのスイスリーグで最下位に沈み、2部への降格が決定。キャプテンマークを巻くなど期待されたバロテッリも、19試合でわずか6ゴールという寂しい成績に終わっていた。

そして『Blick』が伝えたところによれば、バロテッリはそれ以外にもいくつかのトラブルでチームを混乱させていたとのこと。

まずはワールドカップが行われていたときのリーグ休止中に発生した事件。ファビオ・セレスティーニ新監督が就任して行われたスペインでのキャンプ中、バロテッリはホテルの部屋にチームメイトを迎えてパーティを行い、女性を招いて「接待」させ、早朝まで乱痴気騒ぎをしていたという。

そしてホテルの受付ではファビオ・セレスティーニ監督が数名の酔っ払った選手たちに遭遇する騒ぎになったそうだ。

また2月にはトレーニングセッションに遅刻し、さらに何らかの理由で当局に運転免許証を没収されたため、シオンから出場停止処分を受けていた。

さらにその一週間後には暴行事件まで起こしていたという。クラブのスポーツディレクターを務めるバルテルミ・コンスタンタンがバロテッリを地元の祭りに連れて行ったときのことだそう。

二人は気づかれないように「ピカチュウ」と「ラ・カサ・デ・パペル」のお面をつけていたが、当然ながら周辺の人に発見されてしまったそう。

そのなかでバロテッリは写真を取ろうとするファンと衝突。バルテルミ・コンスタンタンはその揉み合いを止めようと間に入ったものの、逆にバロテッリに殴られてしまったという。

加えて5月13日にはセルヴェッテ戦で前半のうちに0-3と大きなビハインドを背負ってしまい、戦意を失ったバロテッリは後半のプレーを拒否したとのこと。

バルテルミ・コンスタンタンはメディアに対して以下のように語り、バロテッリの獲得は間違いだったと吐露したそう。

バルテルミ・コンスタンタン

「彼と契約したのは間違いだった。自分が完全に間違っていたことを認める。マリオの加入は熱狂を引き起こしたが、結果的には悲惨な時間となった。

彼は我々を前進させなければならなかったが、その逆になった。彼は20ゴールを決めなければならない立場だったが、たったの5ゴール(実際は6ゴール)だった。我々が期待したパフォーマンスを見せなかった」

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なおバロテッリとシオンの間には2024年夏まで契約が残っているが、上記のセルヴェッテ戦以降はチームから追放されており、来季も残る可能性はほぼないとのこと。

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