ブラジル代表は17日、バルセロナで行われた親善試合でギニアと対戦。試合はブラジルが4-1で勝利した。

ブラジルはこの試合の前半で史上初となる黒いユニフォームを着用し、大きな話題となっている。

今回の黒ユニ着用は、レアル・マドリーに所属するヴィニシウス・ジュニアへの人種差別問題に端を発している。

ブラジルサッカー連盟(CBF)は差別反対の明確なメッセージを込めて前半のみ黒ユニを着用するという歴史的な決定を下した。なお、後半はいつものカナリア色のホームキットにチェンジしている。

前述の通りフィールドプレーヤーが黒いユニを着て試合を行ったのは、ブラジル代表史上初の出来事だ。

着ないことを前提とした「販売目的の黒いユニ」はこれまでにも何度か登場し、そのたびに人気を博し“着用待望論”も湧き上がっていた。

だがブラジルは基本的に黄と青以外のユニを着ることは無い。例外的に白ユニを何度か着たのみである。

今回の着用理由は大変残念なものだが、一生見ることは無いと思われていた黒いセレソンを目の当たりにした歴史的な一戦。

大変貴重な瞬間を目撃したわけだが、実はこの黒ユニ、今回が“初登場”というわけではなかった。