今月初めに国立競技場でヴィッセル神戸と対戦したバルセロナを皮切りに、この夏は海外クラブが次々と来日する。
しかもセルティックのように日本に馴染みのあるクラブだけでなく、マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘン、インテル、PSGなど今季の欧州サッカーを賑わせた強豪クラブが多い。
なぜ今年、こんなに来日ラッシュとなっているのか?
槙野智章氏をゲストに迎えたJリーグ公式『ののチャンネル』の最新話で、野々村芳和チェアマンがその理由を明かしている(動画3分45秒)。
野々村「今年はスケジュール的に余裕のあるシーズンなんだよね。夏の2週間くらい休める。Jリーグがそこにはめなくてもスケジュールに余裕があるシーズンだから、狙った人が多かったのかもしれないね。海外のチームも含めて」
槙野「それってあれなんですか?Jリーグ側が呼ぶんですか?」
野々村「(マンチェスター)シティに関してはもう、Jリーグが『やりましょうよ』という話をしていて、あとの他のクラブは、色々な人たちが日本で興行をやろうとして動いた結果」
槙野「日本のサッカーファンにとっていいですよね」
野々村「まあ、たくさん試合が見られるのはもちろん、良い面もあったりする」
Jリーグが呼んだのはマンチェスター・シティのみとのこと。それ以外は、例えばブンデスリーガとパートナーシップを結んでいる『スカパー!』が呼んだバイエルンなど、それぞれの狙いがあり、これだけのクラブが来日することになったようだ。
ただ、引用最後の野々村チェアマンの話しぶりから察するに、もしかしたらJリーグとしては「多くなりすぎた」と感じているのかもしれない。チームが多いとどうしても話題などが分散されてしまうマイナス面もある。