海外各国のリーグでもプレーし、現在は実業家として活動している本田圭佑。
UAEのしたたかな成長戦略や貧富問題などを取り上げた『PIVOT』の番組に出演した。
UAEはカタールと同じく移民労働者との貧富の格差が水面下では問題になっているが、王族に気に入られると寿司職人でも物凄いチップを貰えるそうで、ドバイに出店する寿司屋もすごく増えているとか。
そうしたなか、本田はこんな話もしていた。
「UAEに何回も行ってるのでわかるんですけど、UAEの服(現地の民族衣装)を着て歩いている人たちって歩くスピードがめっちゃ遅いんですね。
何にも急かされることなく生活できているはずなので、背筋もまっすぐしながら、猫背みたいな人もひとりもいなくて(生活の余裕が態度にも表れている)」
「でも、このドリーム感を日本人が海外に対して感じているってことは、いかに日本がヤバいかっていうのを徐々にみんなが分かり始めているってことなんですよ。
日本にいて日本で稼いでいるとちょっと貧乏になるかもっていうのをもう分かり始めているわけですよ」
UAEにも友達がいるという本田は、税制、国の見せ方やブランディング、移民の受け入れ方など日本がUAEから学ぶべきところもあると指摘。ただ、彼らのやり方はしたたかで友人でもその本音が分からないとも述べていた。
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また、貧富の差は残念ながらさらに開いていくとしつつ、その実態を意識し続けるためには報道を続けることが大切とも指摘していた。