昨年末のワールドカップで2大会連続での決勝トーナメント進出を果たした日本代表。
2018年大会は本大会直前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、JFAの技術委員長だった西野朗氏が急遽指揮を執った。
その西野氏が元サッカー日本代表FW城彰二さんのYoutubeに出演。
ハリル解任の裏側についてこう話していた。
それまで2年半くらいだったのかな、ハリルさんはやってきて、いい準備をしてきて、予選を勝ち抜いてきたけれども…。
ハリルさんも自分の指導哲学があるじゃないですか、それをワールドカップイヤーになったら、物凄く打ち出してきた。成功体験もあるから。
物凄く選手に高圧的というか…こうやらないとワールドカップは闘えないとか、勝ちきれないとかっていう、チームに対しても個々に対してもものすごく要求が強くなった、さらに強くなったこともあって。
自分は横にいて、日本人ってもっとできることたくさんありますからとか、この選手はもっと柔軟に色んなプレーを引き出せますっていうことを言っても、それは自分(ハリル)の哲学ではないんだよね。それをやったら自分じゃなくなるだろうっていう。
だから、ハリルさんも物凄く葛藤したと思うんだけど、ワールドカップイヤーになったら俄然加速する監督像があって、それに選手たちが少し追い付けなかったっていう。
(選手から監督への)反発ではなくて、(このままで)戦えるんだろうかっていう疑問を持ち始めたのは間違いないかな。
ハリルは2015年に日本代表監督に就任したが、2018年に入ると自分の哲学を強烈に打ち出してきたという。
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西野氏の助言にも耳を傾けず、選手たちとの距離が広がってしまい、それが解任につながったとのこと。