フランスリーグの名門クラブの一つとして知られているソショーが破産の危機に瀕しているとのこと。
昨季のリーグ・ドゥ(2部)で9位となっていたソショーであるが、この夏にフランスのクラブの経営を監視する組織「DNCG」の勧告によって3部降格処分の制裁を受けた。
ソショーはその処分に対して反発し、フランスオリンピック委員会に上訴を行っていたものの、それも却下されていた。
『L'Equipe』によればソショーはその降格処分を受け入れる可能性が高まっており、それに続いて破産申請を行う方針を固めているとのこと。
かつてリーグアンでも強豪の一つとして知られたソショー。元々は自動車メーカーのプジョーが設立したクラブで、フランス国内ではもっとも早くプロ化した歴史あるチームだ。
しかし2010年代に入って成績が低迷し、2014年に降格してからは資金繰りが悪化。2015年にはプジョーがクラブを手放し、香港の照明メーカー「Ledus」がオーナーに。
ただ経営状況は改善されず、2020年からは中国の不動産系複合企業である能興グループがオーナーになっている。
ところが結局これら香港や中国とのパートナーシップは功を奏することなく、経営状況は改善されなかったようだ。
今夏はソショーを創設した人物の孫であるロマン・プジョーが中国からクラブを取り返そうという活動を行っていたものの、そのプロジェクトもDNCGから却下されてしまったとのこと。
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