11日の日本時間10時からキックオフされたFIFA女子ワールドカップの準々決勝、スペイン対オランダ。

なでしこジャパンが準決勝に進めばこの試合の勝者と対戦することもあり、非常に注目される一戦となった。

序盤から両者のスタイルが合致し、スペインがボールを持って攻め、オランダがその裏を狙うという中で試合は拮抗。なかなかゴールが生まれない中、先制点は81分に生まれる。

スペインが右サイドからクロスを入れると、それをオランダのDFファン・デル・フラートが手で触ってしまい、VARの末にハンドでのペナルティキックと判定された。

これをスペインのマリオナ・カルデンティが蹴り、試合終了までまもなくという状況で先制点を奪う。

しかし90分を間近に発表されたアディショナルタイムはなんと12分。スタジアムがそのあまりの長さにどよめく中、オランダが起死回生の同点ゴールを奪取する。

絶妙のタイミングで裏に飛び出したファン・デル・フラートがゴールキーパーと一対一になり、見事なシュートを左隅に叩き込む。VARの判定の末にノーオフサイドが確認され、試合は土壇場で延長戦に持ち込まれた。

そして再び試合が動いたのは延長後半7分、速攻からスペインの途中出場したFWサルマ・パラジュエロが左サイドを飛び出し、ペナルティエリアに進出。シザースでコースをこじ開けてシュートを放ち、ゴール右隅へと決めた。

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これによってスペイン代表が2-1でオランダ代表を撃破し、準決勝への進出が決定。もしなでしこジャパンがスウェーデン代表に勝利すれば、ベスト4でスペインとの再戦が実現することになった。

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