スペイン2部のSDウエスカは、Bチームに日系選手のナカムラ・トーゴを獲得したと発表した。
ウエスカは現在日本代表FW岡崎慎司が経営するFC BASARA HYOGOと提携しており、その関係もあってナカムラ・トーゴは昨年ウエスカに6週間練習参加をしていたとのこと。
そして今夏のマーケットで正式にウエスカの一員となり、まずはテルセーラ・ディビシオン(6部)を戦うBチームに加入するという。
ナカムラ・トーゴは2001年1月生まれの22歳で、生まれはアメリカの日系人が多い地域カリフォルニア州トーランスであるという。
U-14からU-15のアメリカ代表チームのキャンプに参加したことがあり、吉田麻也が加入したことで知られるLAギャラクシーの下部組織で育った選手だそう。
その後世界的な名門校として知られるカリフォルニア大学バークレー校に進み、今回スペインでサッカー選手としてのキャリアを追求することになったよう。
なおウエスカ公式サイトは日本人選手と書いているものの、他のデータではアメリカが第一国籍であるようだ。
ナカムラ・トーゴ
「ウエスカと契約することは僕にとって夢のようだ。まだ完全にその事実を消化できていないよ。決まり文句のようだけど、本当なんだ。
僕の家族全員が岡崎慎司のファンであり、彼が所属したクラブでプレーできるのは本当に光栄だ。スペインのこれだけレベルの高いところで競争できることはエキサイティングだよ。
去年練習参加をしたとき、このクラブが大好きになった。この活気あふれるサッカー文化とファンの情熱は、周りに大きな影響を与える。
幸運にも昨季はBチームの選手達と一緒にプレーオフも経験し、その激しさとプレッシャーを感じられた。
ウエスカは美しい街だ。僕はカリフォルニア出身だから何もかもが大きく異なるが、愛すべき場所だよ。岡崎慎司はここのことについていろいろと話してくれたが、まさにその通りだった。誰もが親切で愛情深い。この街やピレネー山脈についてもっと知りたいよ。
かつてここに来たときにはウエスカについて何も知らなかった。岡崎慎司がここのレジェンドであり、橋本拳人がプレーしていることだけしか分からなかったんだけどね」
【関連記事】世界的AI「ChatGPT」に、「日本サッカーの歴史上、最も素晴らしい活躍を見せたDF5名」を聞いてみた
大学ではアメリカ研究を専攻していたというナカムラ・トーゴ。新たに経験したスペインの文化にも興味津々であるようだ。なお、彼は左利きのディフェンダーであるとのことだ。