2大会連続でアジア競技大会決勝で対戦することになった日本と韓国。

2018年の前回大会はソン・フンミンらを擁した韓国が延長戦の末に2-1で勝利している。韓国男子には18カ月の兵役義務があるが、アジア大会で優勝した場合にはそれが免除される。

韓国のCBSでは、「韓国選手たちの兵役免除には大きな関心が寄せられている。各チームのファンは『選手生活のために兵役を解決しなければならない』、『兵役前にこの大会を優勝しなければならない』など選手たちの兵役免除を祈願している」などと伝えた。

今大会のメンバーにはイ・ガンイン(PSG)、ホン・ヒョンソク(ヘント)、チョン・ウヨン(シュトゥットガルト)ら海外組も名を連ねている。

仏紙『Ouest France』でも「PSGがトッテナムがそうしたようにイ・ガンインのために祈らなければならない」と伝えていたという(トッテナム所属のソン・フンミンは前回大会の優勝で兵役免除)。

また、ドイツ紙『Kicker』も「韓国が決勝で勝てば、シュトゥットガルトも恩恵を受けるだろう」と伝えていたそう。そして、ホン・ヒョンソクのファンたちも「早く戻ってきて」、「美しい選手人生に兵役は必要ない」、「彼が優勝できればいいが、そうでなければ将来彼を寂しく思うことになるだろう」などと反応していたとのこと。

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なお、今大会の韓国代表を率いるのは、ファン・ソンホン(ファン・ソノン)監督。

元Jリーガーでもある同氏はチームの戦いに対する批判も寄せられているようで、現地では「優勝すれば兵役免除を享受できる選手たちだけでなく、ファン監督個人にも特別な意味がある大会だ。批判を覆すための機会になる。また、現役時代の雪辱にもなるだろう。1994年の広島大会でファンは開催国日本相手に2ゴールを決めて3-2の勝利に貢献したが優勝はできず。もし、今大会で優勝すれば、現役時代に成し遂げられなかったことを実現できる」とも伝えられている。

1994年に広島で行われたアジア競技大会では、韓国が準々決勝で日本を3-2で破っている。ただ、韓国はウズベキスタンに敗れ、結果的に4位に終わった。

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