かつてパリ・サンジェルマンやリヴァプールでプレーした元フランス代表DFママドゥ・サコが、監督を暴行するという事件を起こしたという。
現在33歳になった彼は、2021年にイングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスからフランス・リーグアンのモンペリエに移籍していた。
そして今回『L'Equipe』が伝えたところによれば、ママドゥ・サコは練習中に監督のミシェル・デル・ザカリャン氏を暴行する事件を起こしたという。
火曜日に行われたトレーニングで、ママドゥ・サコはファウルの判定を巡って怒りを見せ、その場を離れて帰ろうとしたとのこと。
それに対してデル・ザカリャン監督が「泣き虫か」と声をかけると、ママドゥ・サコは激昂して彼の胸ぐらをつかみ上げ、さらに地面に叩きつけたという。
もちろん周りのスタッフや選手が二人を引き剥がしたものの、デル・ザカリャン監督はその後施設の壁やドアを叩いて激怒していたとか。
この事件を重く見たモンペリエはママドゥ・サコを無期限の一時解雇処分にし、トレーニングからも追放したとのこと。そしてクラブの内部調査をスタートし、今後目撃者や当事者から事情を聞いていく方針であるという。
サコもデル・ザカリャン監督もそれらの事情についてメディアに話すことは拒否しているものの、おそらくサコには正式な解雇処分が言い渡される可能性が高いそう。
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なお、サコは今季すでにモンペリエのプランからは外れており、今季はまだ1試合に途中出場したのみとなっている。