サッカーに限らず、近年のスポーツ界では選手のアスリート化が進んでいる。
あのジネディーヌ・ジダンすらも、「現在のサッカーはフィジカル的に大きく変わった。当時はフィジカルがよくなくても、大したことではなかった。テクニックがあればなんとかなった。だが、今はより難しくなっている。私にとってもフィジカルが問題だったかもしれない。2023年のフィジカルに自分が準備ができていたかは分からない」と話しているほど。
そうしたなか、マルセイユのモロッコ代表MFアミヌ・アーリットは、『L'Équipe』のインタビューでこんな話をしていたとか。
「ロナウジーニョは走ったけれど、並外れたアスリートというわけではなかった。ジダンもね。
残念だけれど、こういう選手たちは消えていくだろう。
いま求められるのは、1試合で12キロ走って、強度の高いスプリントを40回して、時速33~34キロに到達すること。そうでなければ、使い物にならない。
4試合いい試合ができても、スタッツを叩き出さなければ尊敬されないんだ」
アスリート性が求められる現代サッカーでは、ロナウジーニョやジダンのようなタイプは絶滅寸前と残念がっているようだ。
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フランス生まれのアーリットも足元のテクニックに優れた選手(運動量がないタイプではないが)。
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