30日に行われたAZ対NECナイメーヘン戦は菅原由勢とファンウェルメスケルケン際が先発出場したが、途中で打ち切りになった。

終了間際にNECのFWバス・ドストが突然ピッチ上で倒れ、緊急搬送される事態になったためだ。

34歳のドストは接触のないところで倒れ、体を痙攣させながら動けなくなった。その様子を目にした選手たちはショックで涙していたが、応急処置を施されたドストはその場で意識を回復。

その旨がスタジアムにアナウンスされると拍手が起き、ドストはストレッチャーで搬送される際に拳を突き上げる仕草を見せたとのこと。

『NOS』によれば、NECのGMは、感情的になりながらこう述べていたそう。

「あの拳は多くのことを物語っていた。彼自身が経験した勝利(意識回復)のようにね。

彼はみんなに言葉をかけるためにロッカールームを通ろうとさえした。それはバス・ドストという人間を大いに物語るものであり、非常に感銘を受けた。

(AZ側のメディカルスタッフたちも)素晴らしい仕事をしてくれた。バスはしばらく意識がなかったが、回復した。幸いにも迅速だった。

いままでにサッカー界で我々は多くの経験をしているので、十分な対応をすることができた。

幸いにもオランダではこういった状況によく対応ができている。それが命を救う」

オランダではRCKのGKがアヤックスFWとの接触によって意識を失うアクシデントが起きたばかり。

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NECのGMはそういったこれまでの経験に触れつつ、ホームチームだったAZ側の迅速な対応も賞賛していたようだ。

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