10月21日に86歳で死去したボビー・チャールトン氏の死因が、転倒による事故であったことが判明した。

『BBC』などの報道によれば、チャールトン氏は認知症を患っていたため、今年7月から老人ホーム「ザ・ウィローズ」で生活を行っていたとのこと。

事故が起こったのは10月16日で、チャールトン氏は椅子から立ち上がった際にバランスを崩してしまい、窓枠とオイルヒーターに体をぶつけてしまったそう。

その際には特に大きな異常が見られなかったものの、スタッフが背中に腫れがあることを発見し、マックルズフィールド総合病院に運ばれたとのこと。

そしてCTスキャンなどの検査が行われた結果、肋骨に骨折が見つかったほか、治療を進めても肺炎を発症する可能性が高く、数日で死亡することを前提とした終末期ケアを受けることになったという。

ボビー・チャールトン氏はこの他にも広範な病歴があり、9月には新型コロナウイルスの感染によって呼吸器にもダメージを受けていたとのこと。

そして転倒から5日後の10月21日午前3時50分に息を引き取ったことが確認されたそうだ。

ボビー・チャールトンはマンチェスター・ユナイテッドで17年間に渡ってプレーしたレジェンドであり、飛行機事故「ミュンヘンの悲劇」から重傷を負いながら生還した8名の選手の一人であった。

イングランド代表としても活躍し、1966年にはワールドカップの優勝に大きく貢献。同国史上最高の選手の一人として広く認められている存在だ。

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11月13日にはマンチェスター大聖堂において追悼式が行われる予定であり、オールド・トラッフォードの前でセレモ ニーが行われるとのこと。

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