「(南野は)W杯では57分のみの出場だったらしいです。なんと驚きですね。僕もいま知りました。
南野選手の良さっていうのは、狭いスペースで前を向けるっていうのが一番の強みだと思うんですよね。
ただ、狭いスペースにボールを出せる選手がいないとかなり難しくなるので。
ちゃんと南野拓実っていうのがどういう選手かっていうのを理解している選手と一緒にやれるかどうかっていうのはすごいキーになってくるんです。
それが出来てる時はいいんだけど、例えば去年のモナコなんかは、そういう繊細さがなかったがゆえに、なかなか自分の良さを発揮できなかったんじゃないかなと思いますけど。
たぶん、1年やって自分がどういうプレーヤーなのかを練習のなかでちょっとずつ出していって、理解してもらった。
そして、何より自分のことを理解している監督がきて、プレーし始めているっていうので、良さがまた少しずつ出ていってるんじゃないかなと思います。
ここでいえるのは、おそらく南野選手は森保監督になってから最初のほうずっーと出てたんですよね。
最後、W杯では出場時間が短かったということで、何が言いたいかっていうと、4年間W杯まであるなかで色々なことが起きます。
いい時も悪い時もあるし、どの選手がコンディションがいいとか、怪我とかももちろんあるし、チーム状況もあるので、ずーといい状態でいるっていうのはかなり難しいので。
色んな状況で色んな選手にチャンスがあるし、いかにいい準備をして、いい結果を出していくかっていうのが大事になってくるんだなっていうのがここに証明されております」
乙武洋匡さんは9月にモナコにほど近いニースを訪れており、そこで南野と会食をしていた模様。
そんな南野が生きるには、狭いエリアでも彼にパスを出せるパサーが必要だと吉田は考えているようだ。
【関連記事】日本代表、絶好調なのに「試練の時」を迎えている5人
今季からモナコで監督を務めるアディ・ヒュッター監督はザルツブルク時代から南野を知っている。
その点と周囲がプレースタイルを理解したことが大きかったようだが、南野は8月末以降はモナコでゴールを決めておらず、今月も日本代表に招集されるのか注目だ。