FC琉球は9日、先月発表した新クラブプロパティの使用スケジュールについて、一部見直しを行うとともに、2025シーズンに向けたリブランディングプロジェクトの再始動を決定したと発表した。
昨今増えているJクラブによるエンブレム等のアップデート。FC琉球は10月26日、クラブの新しい名称「FC琉球OKINAWA」とともに新しいプロパティを発表したが、唐突な感は否めずファン・サポーターの反発を招いた。
そこで今回、「クラブ名称」「ロゴ」「シンボルマーク」は公表済みの新名称およびデザインを使用する一方、「エンブレム」については現行デザインを新クラブプロパティにカラーリング統一した上で、2024シーズンのクラブエンブレムとして使用することを決定した。使用開始は2024年1月1日から。
改めて整理すると、2024シーズンのFC琉球は以下のような形となる。
【新クラブ名称】
FC琉球OKINAWA
※呼称は「FC琉球」のまま変更なし
【新エンブレム】
【新クラブロゴ】
【新シンボルマーク】
FC琉球の運営会社、琉球フットボールクラブ株式会社の代表取締役社長である倉林啓士郎氏は以下のように語っている。
「先日開催したFC琉球ビジョン説明会には、多くのファン・サポーター、パートナー、関係者の皆様にお越しいただきましたこと改めて感謝申し上げます。FC琉球の未来に向けての方向性をご説明させていただきましたが、特にリブランディングに関しては、多くの反響・ご意見をいただき、改めてサポーターミーティングを開催し意見交換の場を設けさせていただきました。
寄せいただいた様々な意見を踏まえ、リブランディングの検討期間を最大1年間延長することを決定しました。
エンブレムに関しては、ファン・サポーターの皆様やステークホルダーの皆様とも対話を重ねながら、よりオープン化した形で制作プロジェクトを再始動して参ります。なお、検討プロセスにおいては、FCRコインを基盤としたFC RYUKYU SOCIOの活用も想定しております。また、現行エンブレムについては、アイデンティティーマークや社標として新たな役割を持たせて継承することも検討いたします。
クラブカラーについて、ご説明の通りこれまでも今後もベンガラ色を掲げる方針に変わりはありません。但し、このたびのリブランディングに際して、首里城の正殿のイメージを再現し、熱く燃える闘争心をより鮮明に表現すべく、カラーリングを調整いたしました。
2024シーズンについては、現行エンブレムのカラーリングを統一した上で使用し、チーム名称やロゴ、シンボルマークはアップデートしたデザインの適用を開始します。なお、シンボルマークについては、一部のグッズやアパレル展開、デジタルコミュニケーション、今後FC琉球が新規参入するサッカー以外のライフスタイル領域においての活用を想定しております。
多くのファン・サポーター、関係者の皆さまと意見交換を重ね、これからの10年20年をともに歩むための礎を形作って参りたいと考えております」
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FC琉球は、2025シーズンに向け、ファン・サポーターやステークホルダーとも対話を重ねながら、よりオープン化した形で新エンブレムの制作を含めたリブランディングプロジェクトを再始動することも発表。具体的なプロジェクトスケジュールは決まり次第改めてリリースされるという。