この夏にリヴァプールに電撃移籍した日本代表MF遠藤航。
チームに守備的MFがいなくなったことから獲得に至ったが、プレミアリーグではあまり起用されていない。攻撃が持ち味のアルゼンチン代表MFアレクシス・マカリステルがアンカーで起用されている。
そうしたなか、『Telegraph』は、「遠藤はファビーニョのようなスタートとなっており、リヴァプールの6番として“答え”になりえる。まだプレミアでの先発は1試合だが、ユルゲン・クロップ監督は新戦力をじっくり育ててきた」と伝えた。
この夏にリヴァプールからサウジアラビアのアル・イティハドに移籍したブラジル人MFファビーニョ。期待の守備的MFとして2018年にリヴァプールに加入した当初は失格の烙印を押されかけたが、その後、チームを支える存在になった。
同紙は、遠藤とファビーニョには類似点があると指摘している。
加入当初のファビーニョも出場機会が少なかったが、クロップ監督は適応には半年かかることもあるとして微調整の必要性を訴えていた。その後、ファビーニョはクロップ監督のスタイルに適合し、4年に渡ってチームを支える存在へと成長。
クロップ監督は遠藤についてあと5年はトップレベルでやれると評価している。冬の移籍市場で新たな守備的MFを獲得するのではなく、遠藤がファビーニョのようになってくれることを期待しているとか。
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ただ、遠藤は日本代表として来年1~2月のアジアカップに参戦する可能性が高い。それを考えると今年中に行われるマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなどとのビッグゲームで結果を残すことが大事になりそうだ。