この夏にレアル・マドリーが獲得したアルダ・ギュレル。将来を嘱望される18歳のトルコ代表MFだが、新天地ではまだ1分もプレーできていない。
『Marca』や『AS』によれば、レアルは“ギュレル事案”によって、クラブのメディカル部門トップをクビにしたという。
解任されたのは、2017年からレアルで働いてきたクロアチア人のニコ・ミヒッチ医師。
彼はルカ・モドリッチやマテオ・コヴァチッチ(現マンチェスター・シティ)らクロアチア人選手だけでなくフロレンティーノ・ペレス会長とも良好な関係を築いていたという。
ただ、最近のレアルは怪我人の問題を抱えており、ギュレルのケースが最後の引き金になったとのこと。
ギュレルは半月板を損傷した状態でレアルに加入したが、手術か保存療法かでミヒッチ氏と他のスタッフとの意見が割れたそう。最終的にはミヒッチ氏が折れたというが、ギュレルはその後も再発と筋肉損傷に苛まれており、彼の処置をめぐる対立が続いていたとか。
ギュレルだけでなく、カリム・ベンゼマやダヴィド・アラバ、ダニ・セバージョスらについても同じような衝突があり、その軋轢が限界に達したことで関係に終止符が打たれることになったという。
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ただ、ミヒッチ氏はトップチームの医療責任者からは降りるものの、クラブとのつながりは残るとのこと。