なでしこジャパンは3日、ブラジル・サンパウロでブラジル女子代表との親善試合第2戦に臨み、2-0で勝利した。

3日前の対戦では後半アディショナルタイムの決勝弾により3-4で敗れたなでしこ。初夏の11時キックオフで行われたこの試合のスタメンは以下の通りとなった。

GK:田中桃子
DF:清水梨紗、古賀塔子、南萌華、遠藤純
MF:林穂之香、熊谷紗希、杉田妃和
FW:藤野あおば、田中美南、猶本光

試合はブラジルサポーターの声援が響くなか、17分、遠藤のコーナーキックをファーで南が合わせて日本が先制。

2分後の19分には田中が振り向きざまに左足でロングシュートを放つと、虚を突かれたブラジルGKがこれを止められず、早々に追加点を挙げた。

ホームのブラジルは攻守において圧力をかけるが最後の精度が足りず、技術で勝る日本が相手のプレッシャーを外しながらボールを前進させる。そんな展開が続いていく。

日本は後半頭から杉田と林に代えて石川璃音と長谷川唯を出場。石川が最終ラインに入る形で3バックにシステムへ移行し、後ろの密度を上げた。

58分には猶本に代えてワールドカップ得点王の宮澤ひなたを投入。しかし宮澤は相手との接触で左足を痛めてしまい、わずか4分で長野風花との交代を余儀なくされる。

一方、ブラジルは69分にベテランとなった世界的選手マルタが登場。地元の大声援をバックにゴールへと迫るが、日本も粘り強く対応し決定機を作らせない。

日本もカウンターで何度かチャンスを迎えながら3点目は決められなかったものの、アウェイらしい環境の中で2-0の勝利を手にしている。

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