夏のマーケットでアトレチコ・パラナエンセから18歳のブラジル人FWヴィトール・ロッキを獲得したバルセロナ。

契約期間は7年間、さらに移籍金は3000万ユーロ(およそ47.1億円)+最大3000万ユーロのボーナスというかなりの条件で契約がまとめられている。

そして、そのヴィトール・ロッキは12月27日にバルセロナへとやってきて、1月の合流に備えた動きを早くも見せているようだ。

28日には公式のフォトセッションが行われる予定で、金曜日には練習にも合流するとのこと。ウインターブレイク明けにはトップチームの一員としてプレーすることができる見込みとなっている。

ただ、ヴィトール・ロッキはアトレチコ・パラナエンセでもゴールを量産しているというほどの突出した成績ではなく、これだけの額を投じるべきかどうかという点では議論がある。

そんななか『AS』はバルセロナがヴィトール・ロッキの獲得を決断した理由について説明している。

「ヴィトール・ロッキはヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴイスのような青田買いの契約であり、彼がすぐにパフォーマンスを発揮するとは考えにくいかもしれないが、バルセロナはすぐにクラブを助けてくれると信じている。

特に『有効性』については、バルセロナがヴィトール・ロッキの獲得を行う前にまとめたレポートで注目を集めた項目だ。創出されたチャンスごとの有効性。それはスペースを見つけ出す能力によって支えられている。

バルセロナはフェラン・トーレスを除いてこのクオリティが強くないため、前線でのブレイクアウェイの質を向上させるだろう。ヴィトール・ロッキは攻撃陣に合わせて動くことができ、右サイドに流れることも好む。

彼の意思決定能力にもバルセロナは高い評価を与えている。決定力という点に関してはヨーロッパで最悪レベルであるクラブにとって、非常に重要な資質になる」

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ディレクターを務めているデコ氏、そしてチャビ・エルナンデス監督もこれらの能力に高い評価を与えており、この高額の移籍金を投じる判断を許可したようだ。

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