なんと「AI」でデザイン制作！フランス3部レッドスターが繰り出す“新時代感覚”ユニフォーム

ウインターブレイク中の主要リーグもあり、比較的静かな時を迎えている欧州サッカー界。

このタイミングを利用して、発表時にご紹介できなかった今季注目すべきユニフォームをお届けしよう。

ここでは、デザイン制作にAI（人工知能）を使用したフランス3部レッドスターFCのユニフォームを取り上げてみたい。

Red Star FC 2023-24 Kappa Home

レッドスターFC 2023-24 Kappa ホームユニフォーム

1897年に首都パリで創設されたレッドスターFC。セルビアのレッドスター（ツルヴェナ・ズヴェズダ）と区別するために、レッドスター・パリと呼ばれることも多いチームだ。

キットサプライヤーは21-22シーズンからKappaが担当。昨季手掛けた125周年記念ユニフォームのデザインが評判を呼び、以来マニアックなユニフォームファンの注目を浴びる存在となっている。

今季のホームとアウェイの両ユニフォームはKappaとフランスのデザインスタジオ「UVL」とのコラボレーションで、前述の通りデザイン作成にAIが使われている。

レッドスターFC 2023-24 Kappa アウェイユニフォーム

具体的には、クラブのアーカイブから「UVL」がチーム、スタジアム、ユニフォームなど歴代の写真を入力し、それを基にAIがベースとなるキットデザインを製作したという。

AIがデザインしたのは基礎の部分で、人間による作業も行われている。テクノロジーに100%頼ったわけではないが、新たな世界への扉を開けるユニフォームとなったようだ。

ホーム、アウェイのどちらもなかなかの好デザイン。とくに違和感もなく、AIを使用したことも事前に知らされなければまず気付かないだろう。

それでもAI使用が人によってはマイナスに働いているようで、このユニフォームに対する評価は必ずしも大好評とは言えないものとなっている。

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