現在FIFAワールドカップ2026の南米予選で6位と苦戦しているブラジル代表チームは、フェルナンド・ディニス監督を解任した。

2026年大会では参加チーム数が32から48に増加するため、10チームで争われる南米予選でも6位までが出場、7位が大陸間プレーオフ出場というレギュレーションになった。

強豪国にとってはかなり楽なものと考えられていたが、ブラジルはここまで6試合で2勝1分3敗と苦戦。ネイマールも前十字靭帯断裂で長期離脱となり、非常に苦しい状態となっている。

そして今回ブラジルサッカー連盟は「チームを率いていたフェルナンド・ディニス監督を解任した」と公式発表した。

ブラジルサッカー連盟は2024年夏からカルロ・アンチェロッティ監督を招聘する予定で動いており、エドナルド・ロドリゲス会長とは口頭での合意があった。

そのためフェルナンド・ディニス監督はフルミネンセとの兼任でブラジル代表チームを指揮し、それまでの間を繋いでいた。

ところがそのエドナルド・ロドリゲス会長は選挙違反があったとして地方裁判所から会長職を解かれることに。

それを受けて第三者の介入を禁じているFIFA(国際サッカー連盟)はブラジルサッカー連盟の「国際試合出場停止、クラブの国際試合参加禁止」を示唆することになった。

カルロ・アンチェロッティ監督はそのゴタゴタを見てブラジルとの口頭合意を反故にしてレアル・マドリーとの契約を延長することを決断。ブラジルサッカー連盟は梯子を外される格好に…。

その後ブラジルの最高裁判所がエドナルド・ロドリゲス氏を会長に復帰させたことでFIFAからの制裁は逃れられそうな状況になっているが、すでにカルロ・アンチェロッティ監督の就任という夢は破れてしまった。

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混乱のるつぼにあるブラジルサッカー連盟は現在サンパウロを率いているドリヴァウ・ジュニオール監督の招聘を考えているとのことだが…。

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