国際サッカー連盟(FIFA)は、ブラジルサッカー連盟(CBF)に対して代表チームやクラブチームの国際大会出場禁止処分を課すことを示唆したという。

ブラジルでは今月初旬にブラジルサッカー連盟の前会長エドナルド・ロドリゲスらが解雇されるという事件があった。

これはリオデジャネイロ裁判所の判決を受けてのもので、2022年に行われた会長選挙において不正な行為があったことが確認されたためである。

ブラジルの最高裁判所がこれを支持したことから判決が確定し、エドナルド・ロドリゲス前会長や彼を任命した者などが連盟から一斉に解雇されることになった。

そして、裁判所はブラジルサッカー連盟に対して30営業日以内に新たな会長を選ぶための選挙を行うよう指示している。

しかしながら、FIFAのルールにおいては「各国のサッカー協会や連盟の人事に対して政府や裁判所など第三者が介入すること」が禁じられている。

FIFAは今回ブラジルサッカー連盟の幹部に書簡を送り、このガイドラインを無視した場合には国際大会の出場停止処分が言い渡される可能性があると警告したそうで、その文書は『ESPN』や『AP』が入手しているとのこと。

「FIFA、および南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、いかなる選挙の呼びかけも含め、CBFに影響を与えるあらゆる決定がくだされるべきではないことを強調する。それが尊重されない場合、FIFAはこの問題を意思決定機関に訴える以外に選択肢はなく、最終的に出場停止処分の可能性も否定できない」

なお、FIFAとCONMEBOLはブラジルでこの問題に対処するための委員会を設立し、1月8日に議論を行う予定であるとのこと。

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もし出場停止処分が課せられることになれば、ブラジルは2026年ワールドカップの予選から排除されるほか、2027年の女子ワールドカップを開催するための立候補プロセスも台無しになる可能性がある。

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