昨季J1王者のヴィッセル神戸は9日、スコットランド1部セルティックの元日本代表MF井手口陽介を完全移籍で獲得したと発表した。

実績豊富なダイナモの獲得に成功した。

昨季J神戸は中盤で激しいデュエルを制して素早く縦のラインにつなげるショートカウンターを主体にJ1初制覇を果たした。だが昨季中盤まで神戸の中盤の要となっていた元日本代表MF齊藤未月が、昨年8月19日に行われたJ1第24節柏レイソル戦で複数個所にわたる大ケガを負って全治1年と診断された。

そして元日本代表MF山口蛍も負傷を抱えながら出場するなど、豊富な運動量で中盤の球際を制し、攻撃にも参加するボックストゥボックスタイプの選手層に難があった。強度の高いサッカーを実現するには強じんな中盤の補強が不可欠となっていた。

そこで神戸は昨季J2のV・ファーレン長崎の中盤でハードワークをこなし、吉田孝行監督が長崎コーチ職時代に指導したMF鍬先祐弥を獲得し、元日本代表の井手口の補強にも成功した。

既に横浜F・マリノスGKオビ・パウエル・オビンナ、鹿島アントラーズDF広瀬陸斗、浦和レッズDF岩波拓也、川崎フロンターレFW宮代大聖(以上J1)、J2ジェフユナイテッド千葉GK新井章太の獲得に成功し、J1連覇とACL初制覇に向けて着実に大型補強を進めている。

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井手口を新たに加えた神戸は覇権を握り続けるのか。昨季リーグ覇者はストーブリーグでも注目を浴びており、今後の補強動向から目が離せない。

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