1月12日に開幕するアジアカップ2023。この大会を放送する『DAZN』は、10日に「AFCアジアカップ直前座談会」を配信した。

出演したのは実況アナウンサーを務める下田恒幸、桑原学、野村明弘のほか、解説者を担当する水沼貴史、佐藤寿人、そして槙野智章。またビデオメッセージのみであったが林陵平、小野伸二の映像も公開されていた。

その中で、現在公式戦9連勝(※非公開で行われた9日のヨルダン戦を含めれば10連勝)と絶好調の状態にある日本代表の強さについて語られていた。

桑原アナウンサーが「森保監督も話されていましたが、今の代表選手はメンタルが外国籍選手のようで、自分の戦術眼を持っていて主張もできる」と話すと、槙野智章はそれを「ロンド(鳥かご)」の様子で感じ取ったと明かした。

槙野「メンタルが外国籍選手みたいだというのがより見えるところが…練習のウォーミングアップでロンドをやるじゃないですか。

あのロンドって、色々なものが見えるんです。ウォーミングアップを兼ねて楽しむのもそうですし、技術の向上というのもありますが、『鬼(円の中央でボールを奪いに行く役割。パスを取られた選手が入る)に入るか入らないか』というのも。

日本人選手ってミスを認めて鬼に入るんですけど、日本代表は海外でプレーしている選手が多いので、なかなかミスを認めずに入らないんですよね。

それがいい意味でのずる賢さであったり、勝負のところでもこだわっている部分に出る。『お前のミスだろ』『いやお前のパスが弱いからだろ』とか、コミュニケーションも生まれる。

日本人選手は優しいから積極的に鬼に入ろうとするんですけど、それを認めない」

海外のクラブでプレーする選手が多くなったことで、日本代表でもまるで外国籍選手のようなやり取りが見られるようになったそう。それが勝負のこだわりやずる賢さに繋がっているとも。

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