破格の資金力で世界的スターたちを国内リーグに引き入れているサウジアラビア。
スペイン屈指の若手と評価されていた21歳のMFガブリ・ベイガもセルタからアル・アハリへと移籍している。そのベイガは、『Marca』のインタビューでこんな話をしていた。
「(君は誰のこともいじめていないのに多くの批判に晒されている。なぜこんなに敵視されると思う?)
サッカー界で起きていることは、友達やエージェントなど内部の人間にしか分からない。人々はそれぞれの考えを持つことができるけどね…。
(金のためにサウジに移籍したと批判されるのは傷つく?)
周囲の人間からそう言われたらもっと傷つくだろうね。でも、彼らは僕が間違っているとは思っていない。彼らは僕を支えてくれるし、移籍の決断も理解してくれている。僕はみんなを喜ばせるためにここにいるわけじゃない。理解してもらえないなら、どうすればいいんだ!金のことで僕を批判する人間がいるなら、彼らは僕という人間を知らないからだ。いずれにしろ、僕はとても落ち着いた人間さ。
(嫉妬されていると思う?)
人々は傍から真実ではないものを見ている。妬みではなく、共感性の欠如かもしれない。僕が正しいか間違っているかにかかわらず、決断は尊重して欲しい。しなければいけない個人的な決断というものがある。とにかく、一般にどう思われるかを気にしてはいられない。彼らが僕のことをリスペクトしてくれるなら、僕もリスペクトするけれどね」
ベイガはアル・アハリとの3年契約で総額3000万ユーロ(47.6億円)を得るとされている。
彼は同じようにサウジに移籍したクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマとは話せなかったものの、エージェントが同じヤニック・カラスコとは話ができたとのこと。