昨年の夏にアルビレックス新潟からベルギー1部のシント=トロイデンに移籍した伊藤涼太郎。1月1日のタイ戦に向けた日本代表のメンバーに選出され、初のサムライブルーも経験した。

しかし、今のところヨーロッパでその真価を発揮したとは言い難い。前半戦ではまだ2ゴール1アシストと数字に繋がっておらず、日本で見せたほどのインパクトはない状況だ。

現在クラブとともにスペインでのキャンプに参加している伊藤涼太郎は『hbvl』のインタビューに対して以下のように語ったとのこと。

「スペインに来るのは初めて?いや、学生時代にここでの合宿に参加したことがあるんだ。天気がいいと嬉しいね。今のベルギーはとても寒いと聞いたから。あんまりそれは好きじゃないね(笑)。

シント=トロイデンは静かで素敵な街だ。住むにはとても気に入っているよ。ベルギーでの生活も簡単に慣れた。日本との生活の違いはとても大きいけどね。

休みの日は買い物をしているよ。ブリュッセルやデュッセルドルフによく行くんだ。ブルージュにも一度行ったけど、残念ながら土砂降りの雨だった。

ここまで20試合で2ゴール1アシストというのは少なすぎるね。ベルギーの試合に適応するのに長い時間がかかった。もっと決定力を発揮したかったよ。残りのシーズンでうまくいくことを願っている。

目標はチームでできるだけ上位に食い込むこと。そして自分はできれば10ゴールを決めたいと思っているよ。

日本代表のタイ戦では半分だけプレーさせてもらった。それは夢の実現だったし、目標を達成することができた。だけどここで終わるのではなく、もっと出場したい。シント=トロイデンでこれからもベストを尽くせば、日本代表でももっと試合に出場する機会が得られると思う。

アジアカップから落選したのは残念だよ。ただ競争はとても激しいし、ヨーロッパで活躍する選手がたくさんいる。大きな大会なので非常に重要なものだ。すべてのサッカー選手にとって最高の舞台であるワールドカップほどではないけどね」

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ベルギーでも「魔術師」と呼ばれる才能の片鱗を見せている伊藤涼太郎。後半戦では大爆発に期待したいところだ。

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