インドネシアを撃破し、グループ2位でアジアカップ2023のラウンド16に進出した日本代表。中6日としばらくのインターバルが空いたあと、31日にバーレーンとの試合を迎えることになった。 

なかなかゴールを奪えずに苦しんだ日本代表であったが、31分に毎熊晟矢のミドルシュートがポストに当たり、こぼれ球を堂安律が押し込んで先制点を決めた。

さらに後半開始からまもなく、攻め込んだなかからアリ・ハザーが触ったボールが裏に抜けていた久保建英に渡り、そこからのシュートで追加点を奪った。

その後セットプレーから失点を喫するも、72分には毎熊晟矢のパスを受けた上田綺世が強引に守備ラインを突破し、ゴールキーパーの股を抜く鋭いシュートで追加点を奪った。

DAZNで解説を務めていた水沼貴史と小野伸二は、このプレーについて以下のように話していた。

水沼「あそこから抜けられるんですね。強いシュートを持っている選手ですし、ニアポストの上や逆サイドなどいろんな選択肢があったと思いますけど、ゴールキーパーの股でしたね」

小野「上田選手はもうシュート一択ですよね。ですけど、そのまえの南野選手の走りも良かったですね。

彼がいいところに行ったおかげで、キーパーがそこも考えなければいけない選択肢が生まれましたね」

水沼「クロスも、横パスもあるかもしれないというね。ただ、この力強いシュートは『This is 上田綺世』でしたね」

小野「苦しい時間帯だったので、こういう得点は本当にチームを救ってくれますね。フォワードですよね。僕にはあそこでシュートという選択肢はないです(笑)。本当に貴重な1点です」

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日本代表の歴史上でも屈指のテクニシャンであった小野伸二でも、「この選択肢はない」という上田綺世のシュート。

角度のないところからでも決められる精度とパワーを持ったシュートが、苦しい時間も多かった日本代表を救ったといえる。

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