2月に入り、欧州の一部地域ではカーニバルの盛り上がりが最高潮に達する時期を迎えた。
そのような地域をホームタウンとするクラブチームには、祝祭のタイミングに合わせてカーニバル限定ユニフォームを着ることも多い。
オランダ1部RKCワールワイクも近年この時期にカーニバル・ユニを発表するチームの一つだが、今年も期待通りカーニバル仕様に振り切ったクレイジーデザインが注目されている。
RKC Waalwijk 2023-24 Stanno Carnival
RKCワールワイク 2023-24 Stanno カーニバル ユニフォーム
今年で5年連続の登場となったカーニバル限定のユニフォーム。毎年カーニバルがクライマックスとなるこの時期に発表されている。
カーニバル・ユニといえば、同じくカーニバルが盛大に開催されるドイツのケルンやマインツといったチームが有名だが、RKCのユニデザインはそれらのどこよりも「非常識でぶっ飛んだ」ものだ。
ホームタウンのワールワイクが属する北ブラバント州はオランダ南端部に位置する。この時期になると隣接するリンブルグ州とともに、州全体がカーニバルで盛大に盛り上がるという。
今年はおなじみのカーニバルカラー(赤、青、黄)を使った菱形デザインだが、それが3つ合わさると正六角形にも立体四角形にも見えるところが面白い。
その一つ一つにカーニバルに関するイラストとともに、エンブレムのライオンやサッカーボールを散りばめる。だいぶ混沌としたデザインだがさらに凄いのはエンブレムで、ライオンにビールジョッキを持たせているのだ。
実はRKCのカーニバル・ユニは毎回エンブレムのデザインが異なるため、それを楽しみに待つファンも多い。
今年のユニが非常識なのはビールジョッキを持つライオンだけではない。なんと驚くことに袖のスポンサー「TOTO」は上下逆さ!
これはカーニバルの雰囲気やお祭り騒ぎを上手く表現したものだが、酔っぱらっているようにも感じられる。逆さでの取り付けを許可した「TOTO」も、シャレがわかるというか度量が広いのだろう。
非常識で洒落た今年のカーニバル・ユニフォームはクラブのオンラインストアで販売中。
このユニフォームは2月9日に行われるNECナイメーヘンとのホームゲームで選手が着用予定だ。なお、今季のNECには小川航基と佐野航大が所属している。
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