韓国は3日に行われたオーストラリアとのアジアカップ準々決勝に2-1で勝利した。
前半に失点した後、敗戦濃厚だった後半アディショナルタイムにソン・フンミンがPKを獲得。それをファン・ヒチャンが決めて同点に追いつくと、延長戦ではソンがフリーキックを叩き込み、これが決勝点となった。
オーストラリアにとっては痛恨の逆転負け。失点につながるPKとFKを与えてしまったのは、途中出場だった24歳のDFルイス・ミラー。
ただ、『ABC』によれば、グラハム・アーノルド監督やチームメイトたちは彼のことをかばっていたそう。同僚DFアジズ・ベヒッチはこう述べていた。
「サッカーでは誰もがこういう出来事に見舞われている。俺にも日本戦であった。ボールが自分に当たってオウンゴールになり、試合に負けた。
なので、これもサッカーの一部だ。ドン底を味わっていなければ、強くなることはできない。俺たちは彼に手を差し伸べるよ。
彼は素晴らしい子だし、素晴らしい選手になるだろう。まだ若いし、キャリアの初期にある。国が若手選手たちの味方になり続けることでもある。彼らは次世代だし、俺たちを前進させてくれる存在だからね」
33歳のベヒッチは2021年に行われた日本とのW杯予選で痛恨のオウンゴールを喫している(動画6分45秒から)。
試合終盤、浅野拓磨のシュートがポストに当たり、それがベヒッチに触れてゴールになった(2-1で日本が勝利)。
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苦い経験をしているベヒッチは、ミスもサッカーの一部だとして若いミラーを擁護していたようだ。