ラツィオで微妙な立場に置かれている鎌田大地。マウリツィオ・サッリ監督のもとで序列が下がり、アジアカップの日本代表メンバーからも漏れてしまった。
そうしたなか、かつてラツィオでプレーした75歳のジャンカルロ・オッディ氏は、『Radiosei』でこう述べていたそう。
「鎌田にもプライドがあるはずだ。彼はこれまで見てきたような(プレーをする)選手ではないと確信している。プレーすれば、悪いパフォーマンスはしないはずだ。
ピッチに立った鎌田がベストを尽くさないとは思わない。これまでのところ、彼は自分がセリエAの選手だと示せていない。彼はミスに反応しない。私は彼がいい選手だと確信している。彼にはプライドがあるはずだし、日本代表にも招集されなかったが、反撃しなければいけない。
そのうえで、ピッチ上でより優れた選手を立たせ、必要に応じて変更を加えていくのが正しいと思う。私なら(ウルグアイ代表MF)マティアス・ベシノを常にプレーさせるだろう。彼は強いし、ボールも扱える。むろん、ルイス・アルベルトの代わりに彼を起用するのは難しい。ルイスのプレーは別格だからね」
鎌田はいい選手としつつ、もっと奮起してくれることを期待しているようだ。
ローマ生まれのオッディ氏は、ラツィオで100試合以上に出場し、1973-74シーズンにはセリエA優勝を経験している人物。また、引退後にはラツィオで監督やアシスタントコーチも務めたことがある。