7日に行われたAFCアジアカップ準決勝、イラン対カタールは2-3というスコアで終了。開催国のカタールが2大会連続での決勝進出を果たした。
カタールは開始からまもなくサルダル・アズムンに先制点を許すも、17分にアクラム・アフィーフのパスからジャシム・ガーベルがミドルレンジのループシュートを決めて同点に追いつく。
さらに43分には左サイドからアクラム・アフィーフがカットインしてコントロールショットを叩き込み、逆転に成功した。
51分にはPKで一旦追いつかれたが、83分にはシュート性のボールをゴール前で受けたアルムアズ・アリが決勝点をあげ、最終的に3-2と勝利した。
『raya』によれば、大会直前というタイミングでカタール代表監督に緊急就任したティンティン・マルケス監督は、この試合後に以下のようなコメントをしていたとのこと。
「選手、スタッフ、そしてカタールの全員がとても幸せだ。みんなが大きな努力をし、当然の勝利をおさめることができた。
そして我々の前に待っているのは、前回獲得したタイトルを守るための最後の一歩だけだ。仕事はまだ続いていくよ。サポーターに感謝したい。彼らの応援に応えて優勝を手にすることを約束する。
(大会直前の監督就任だったが、なにをやったのか)私はカタールで長い間指導者をしていたし、選手たちのことを良く知っている。
私はこのチームのパフォーマンスに満足しているし、素晴らしい努力をしてくれている選手に誇りを感じている。みんなが我々をサポートし、支えてくれている。
自分の前にカタールを率いたカルロス・ケイロス監督、そしてサンチェス監督は素晴らしい仕事をしてくれた。
私が全てを変えたとは言えない。自分が試みたことは、哲学とプレースタイルを選手に伝えること。信頼を確立することだ。監督がゼロからスタートするのは現実的ではないからね」
マルケス監督は大会まで間もない時期に就任したこともあり、とにかく物事を伝えることと信頼を確立することだけに集中していたそうだ。
また、カタール代表のエースとしてこの大会で目覚ましい活躍を見せているアクラム・アフィーフは以下のように語っていたそう。
「勝利と決勝進出を喜びたい。サポーターや支えてくれたすべての人々に祝福を送りたい。チームメイトやスタッフ、協会にも。
勝利は容易ではなかったが、我々は自分たちにも、忠実なファンの皆さんにも誇りを感じている、
一昨年のワールドカップでの敗退が、我々にとって契機となった。アジアカップでの成功でそれを補うというモチベーションになったんだ。
イラン代表は強豪だ。そのようなチームに勝てるというのは、神の思し召しであると確信しているよ!」