J3大宮アルディージャは24日、開幕ヴァンラーレ八戸戦で4-1の大勝で好スタートを切った。この日J1ヴィッセル神戸から育成型期限付き移籍中のMF泉柊椰が2ゴールの大活躍で勝利に大きく貢献した。

日本代表MF三笘薫を彷彿させる技あり弾で大勝に導いた。

この日の泉は一味違う。昨季は育成型期限付き移籍したJ2モンテディオ山形では思うような結果を出せなかったが、大宮ではその実力を遺憾なく発揮した。

前半11分にゴール前でボールをテンポよく回す大宮が八戸守備陣を翻ろうし、後方から駆け上がってきたフリーの泉が右足でゴール右下に先制弾を突き刺した。

ただヒーローの勢いはまだまだ止まらない。2-1の後半19分には左サイドでボールを受けた泉がドリブルを仕掛け、ペナルティエリア前中央から右足でミドルシュートをゴール右側に叩き込む三笘を連想させるゴラッソ弾で3得点目を挙げた。チームは追加点を挙げて4-1で八戸を一蹴。1シーズンでのJ2復帰に向けて好スタートを切った。

試合終了後にフラッシュインタビューを受けた泉は「なんとしても勝ちたいというところと、自分でゴールを決めて勝つというところが自分の中で目指しているところなので、それが達成できて良かったと思う」と胸を張った。

昨季山形在籍時にQolyは泉にインタビュー取材を実施。びわこ成蹊スポーツ大在籍時に憧れの三笘のドリブルを卒業論文で研究したという。その際「僕は高校のときから三笘選手大好きでした。三笘選手が筑波大2年生のとき、ベガルタ仙台相手に天皇杯でぶち抜いて点を取ったときがありました。そのときぐらいから好きだったので。ずっと見ていますし、その分析をして、自分なりに寄せるところと『ここは違うな』という部分が勉強にもなりますし、自分のドリブルにも生きているのかなと思います」と振り返っていた。

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この日の2得点目は三笘を彷彿させる見事なスーパーゴールを挙げた泉は、J2復帰を目指す大宮でさらなる進化を遂げてみせる。

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