湘南ベルマーレは2日にアウェイゲームの京都サンガFC戦に臨み、2-1と勝利を収めた。

前半にコーナーキックからのこぼれ球を田中聡が鮮やかなボレーシュートで叩き込み、先制点を奪取。

その後豊川雄太に同点ゴールを決められてしまうも、後半終了間際にふたたびコーナーキックから追加点を奪取。左からのクロスをニアで大岩一貴がヒールで触り、エレガントにコースを変化させると、中で鈴木章斗が押し込み、勝ち越しに成功した。

この試合で注目されたのが、湘南ベルマーレの田中聡と京都サンガFCの川﨑颯太が中盤でマッチアップすること。どちらもパリ五輪世代のボランチであり、さらにこの試合には大岩剛監督が視察に来ていたのである。

そこでゴールを決めて勝利に貢献した田中聡は、この試合後のインタビューで以下のように話していた。

「(ゴールは素晴らしいボレーでしたね)そうですね、力まずにミートに集中できました。

(最後に追いつけたことに関して)失点に絡んだことでネガティブにならずに、取り返そうという気持ちがありました。最後でゴールが決まったことは本当に良かったです。

最後は4バックから5バックになりましたが、それはこれまで自分たちがやっていた形でもあるので、しっかり馴染んでいたと思います。

(茨田選手との2ボランチのバランスがとても良いように見えるが)自分はあまり意識していないんですけど、バラくんがバランスを取ってくれたり、器用にサポートをやってくれる選手なので、自分はより自由に動くことができています。

(ゴールの意識がとても増しているように見えるが)やっぱり自分が点を取ってチームを勝たせたいですし、2ボランチになったことで前にも出やすいですし、回数も増えます。これからもゴールを狙っていきたいですね。

(川﨑颯太選手とのマッチアップが注目されました。大岩剛監督も見に来ていたそうです)そうなんですね。1回2回潰されたところもあったので、やっぱり素晴らしい選手ですね。自分もそのあたりはやっていかなければいけない部分です。

ただ、ゴールは取れましたし、試合にも勝つことができたので、それは本当に良かったと思います」

今月、パリ五輪世代から日本代表へ招集されても驚かないタレント5名

今月の22日にはまさにこの試合が行われたサンガスタジアム by KYOCERAでのマリ戦があり、そして25日にはウクライナ戦に臨むU-23日本代表。更にその後にはカタールで行われるアジア予選が待つ。

そのメンバー選出までも時間がない中で行われた「パリ五輪世代ボランチ対決」。田中聡はゴールという結果を出し、川﨑颯太は厳しい試合の中でも潰しの力を見せた。果たして二人の代表入りはあるだろうか。

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