FC岐阜は14日、MF文仁柱がワールドカップ2次予選を戦う朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表に選出されたことを発表した。

文仁柱(ムン・インジュ)は1999年8月22日生まれの24歳。埼玉県出身で、東京朝鮮中高級学校から朝鮮大学校を経て2022年にガイナーレ鳥取でプロ入りした。

2年目には主力として34試合に出場し、今季加入したFC岐阜でも開幕から3試合連続で先発。もともとボランチだが最近は左利きを生かして左サイドバックでプレーすることが多い。

北朝鮮のA代表歴はないものの、今年1月29日から2月5日にかけて行われた代表チームの強化合宿に参加。そこでのプレーが評価されて今回、ワールドカップ予選へ招集されることになったようだ。

以下は代表選出が決まった文のコメント。

「今回、代表に選ばれたことをすごく光栄に思います。日本戦では対戦相手となりますが、FC岐阜の一員ということを常に忘れずに、それに恥じないよう頑張ってきます。そして、いつも自分を応援してくださる皆さんのためにも、一つでもいいプレーで恩返しできたらと思います。応援よろしくお願いします!」

明治安田J3リーグで現在6位のFC岐阜。今週末は16日(土)、開幕3連勝で首位のFC大阪とのアウェイゲームに臨む。

鈴木彩艶を外してでも…日本代表、北朝鮮戦で呼ぶべきキーパー5名

両チームは今季ここまで得点数がリーグトップ(岐阜が8、大阪が10)。激しい打ち合いも予想されるなかで、北朝鮮代表に選出された文のプレーにもぜひ注目してほしい。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名