イングランド・プレミアリーグ所属のブレントフォードは2日、クラブ初期のユニフォームを再現したレトロデザインの「1899ヘリテージ」ユニフォームを発表した。

このレトロジャージはクラブのサポーターズ・トラストとのコラボレーションという形で、クラブオリジナルブランドからの発売となる。

Brentford 2024 1889 Heritage

ブレントフォード 2024 1899ヘリテージ ユニフォーム

クラレット(ワインレッド系)一色に染められた今回のユニフォームは、ヘリテージ(遺産)と称するだけあり見るからにレトロなデザイン。エンブレムを付けた長袖ポロシャツのような雰囲気だ。

前述のように、このレトロジャージはサポーターズ・トラスト(ST)の「Bees United」とのコラボレーション。

STについては長くなるので割愛するが、手短に説明するなら、応援するクラブチームの株式を保有し一定の影響力を持つ「サポーター有志による法人組織」と言ったところだろうか。イングランドにはこうしたSTが数多く存在する。

クラブは1899ヘリテージ・ユニフォームとともに1枚の古い写真を公開した。

撮影時期は不明だが、ユニフォームのデザインから1890年代前半の可能性が高い。現存する最古レベルのチーム写真を現代の技術で着色したものと思われるが、よく見ると選手たちの着ているシャツはバラバラで、同じ物ではないことが分かる。

今回のヘリテージ・ユニフォーム制作にあたり、クラブは「Bees United」と共同でクラブ初期のユニフォームの資料を徹底的に調査・検証したという。

シャツには「Bees United」とのコラボの証となるタブが付く。STがこうした形で表舞台に出てくることは珍しい。

左胸のエンブレムは、トレードマークの蜂ではなく見慣れないデザイン。ジグザグの線でクラブ名の略称"BFC”を上下に区切るこのエンブレムは、1890年代のユニフォームに付いていた“初代”だ。ジグザグは本拠地ロンドンを流れるテムズ川を表現している。

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普段使いにも最適なシンプルデザインの「1899ヘリテージ ユニフォーム」は、クラブ公式オンラインストアで販売中。

公式のユニフォームではないため試合で使われる可能性は“ほぼゼロ”だが、近年ブームの街着レトロユニフォームとして一着持っていたいと思わせるデザインだ。

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