今季絶不調のセビージャ。17日に行われたラ・リーガ第29節では同じく下位に沈むセルタ相手に1-2の逆転負けを喫してしまった。これで16位となったセビージャは降格圏まで勝点差6ポイント。

この試合ではゴールを決めたFWユセフ・エン=ネシリが後半16分に交代させられるとクーラーボックスを蹴りつけるなど激怒。キケ・フローレス監督も応戦し、ルーカス・オカンポスが衝突を止めるために仲裁に入る事態になった。

試合後、エン=ネシリとキケ・フローレス監督はこう説明している。

「監督とは何もない。つらい交代だったし、試合の緊張感によるものだ。彼は僕が常にチームを助けようとしていることは分かっている。1-0で勝っていたし、交代したくなかったし、2点目を決めたかった」

「彼に対して怒ってはいない。毎週、25人の選手が練習に励んでおり、全員を平等に扱わなければいけない。こういう騒ぎは好きじゃない。一部の人間が他とは違うんだと感じることは許さない。話し合って、解決する。彼は2週間ほど足首を怪我しながらプレーしている。とはいえ、最終的には内部で解決する」

キャプテンであるセルヒオ・ラモスも「こういうことは最高のファミリーにも最悪のファミリーにも起きる。常に緊張感はある。父親や兄弟とケンカしたことがない人間などいない。出来事の流れを無視するべきではない。一杯の冷水で治る」と話していたという。

「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」

今後のセビージャは、ベティスとのダービーのほか、リーガ最終戦ではバルセロナとの対戦が控えている。

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