現代サッカーで希少になりつつあるドリブラー。
ワールドカップ優勝を果たしたアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督もドリブラー減少を嘆いている。
そうしたなか、日本屈指のドリブラーだった松井大輔は、日本のJリーグにいる“古風”なドリブラーに注目しているようだ。DAZNのやべっちスタジアムでこう話していた。
「古き良き時代のドリブラー、柏レイソルの島村拓弥選手です。スピード系とは対照的な…。
膝下、足首、すごく柔らかいですね、ボールタッチ。左利きならではの独特のリズムがある選手。自分の間合いで仕掛けて、相手が獲れないところにボールを置きながら、パスしていく。ドリブルの技術の高さを感じます。
ボールタッチも細かいですし、狭いところを打開できる。さらに、負けん気が強い。強気につっかかっていくところがいいかなと。
昔はこういうタイプのドリブラーが多かったんですが、時代の流れでスピード系のドリブラーが主流になってきたので、こういう島村選手のような細かいタッチ、サイドで見たいですよね。仕掛けてくれる選手は楽しいと思うので是非覚えて欲しいと思います!」
島村はロアッソ熊本から今季柏に加入。J3、J2も経験した25歳のレフティはこれが初のJ1挑戦になる。
同じ岡山県備前市出身のMLBロサンゼルス・ドジャース山本由伸投手とは小学校・中学校の同級生で親友だとか。