かつてアーセナルで活躍した元スペイン代表MFサンティ・カソルラ。

39歳になった現在はスペイン2部のオビエドでプレーしている。プロになる前に所属したかつての古巣に今季復帰したのだ。8歳の頃にオビエドに入団したカソルラは、財政危機にあった古巣を助けるためにクラブの株を買うと20年ぶりにチームに戻ってきた。

そのカソルラは『Guardian』のインタビューでこう話している。

「無償でプレーしたいけれど、それは許されない。彼らはいいオファーをくれた。妻から言われたよ。『ノー、ノー。あなたはオビエドに稼ぐに行くわけではない。楽しむために、助けるために、与えるために故郷に帰るの』ってね。

僕は代理人に電話したよ、『もう金はいらない』と。会長にもこう伝えた。給与は最低額、ユニフォームの売り上げの10%はアカデミーにとね。その夜に決まったよ」

本当は無償でプレーしたいというが、それは規則的に不可能なようで、年俸は2部最低額の9.3万ユーロ(1533万円)だそう。

古巣に復帰して「大失敗」になったスター6名

また、カソルラは「ちょっと蹴っただけでも相手は申し訳ないと言うんだ。以前はそんなにリスペクトされていなかったけどね(笑)」、「勝ったら、ユニフォーム1枚はタダになり、もう1枚は有料。負けたら、2つとも有料だ。いつも両方ともあげる。申し訳ない気になる。もっとあげられたらいいんだけどね」とも話しており、ファンからも対戦相手からも大人気のようだ。

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