イングランド・プレミアリーグで2位につけるリヴァプール。しかし24日に行なわれた第29節の延期分の試合で、ライバルのエヴァートンに敗れてしまった。
敵地のグディソン・パークで行なわれた伝統のマージーサイド・ダービーは、エヴァートンが前半のうちにセットプレーからジャラッド・ブランスウェイトのゴールで先制する。
さらに後半に入ってコーナーキックからドミニク・カルヴァート=ルウィンがヘディングを叩き込み、エヴァートンがリードを広げることに成功した。
一方リヴァプールは64分にエリオット、クアンサー、そして遠藤航を投入するなど流れを変えにかかったが、ゴールを奪うことはできずそのまま0-2で敗戦する結果になった。
『Sky Sports』によれば、この試合後にDFフィルヒル・ファン・ダイクは以下のように話したという。
「今日のようなプレーをするのであれば、リヴァプールはタイトル争いに参加する資格はないね。
いろいろな意味でとても残念だよ。全員が鏡を見る必要がある。オレたちは全力を尽くしたのか、本当にリーグに勝ちたいのか、問い直すべきだ。
これからも試合は続いていく。今日のようなプレーをしていたら、タイトルを獲得するチャンスはゼロだ。
厳しい試合が続くが、残留争いをしているチームに対してはもっといい成績を残さなければならない。先々週のクリスタル・パレス戦もそうだったが、このような試合を続けてはいけない。
我々がここまでやれた理由は、怪我人を抱えながらもシーズンを通して非常に安定したプレーをしてきたからだ。
それはなぜやれたのか。それは戦ったから。勝利のために挑戦したから。そしてゴールを決めるという自信を持てたからだ。それは多くのことによる集大成なんだ」
リヴァプールはこれで同じ34試合を消化している首位アーセナルとの差が3に広がった上、消化が2試合少ない3位のマンチェスター・シティとの差が1ポイントのままとなった。
優勝争いをする上では非常に厳しい結果となってしまい、ファン・ダイクは先日のクリスタル・パレス戦(0-1で敗戦)とともに「繰り返してはいけない試合」だと評価したようだ。