清水エスパルスは29日、反町康治氏がゼネラルマネージャー兼サッカー事業本部長に就任することが決定したと発表した。

反町氏は1964年3月8日生まれの60歳。清水東高校から慶応義塾大学を経て、1987年に全日空へ加入。横浜フリューゲルスの社員選手としてJリーグ開幕を迎えたことで知られる。

1997年にベルマーレ平塚で現役を引退し、スペインのバルセロナへコーチング留学などを行ったのち、2001年にアルビレックス新潟の監督に就任。J1初昇格へ導くと、その後指揮を執った湘南ベルマーレや松本山雅FCでもJ1昇格を成し遂げ「昇格請負人」として名を馳せた。

2020年3月から日本サッカー協会(JFA)の理事および技術委員長を務めていたが、この春に退任。今後の動向が注目されていた。

以下は清水のGM就任が決まった反町氏のコメント。

「清水エスパルスを愛するファン、サポーターの皆さん、そして清水エスパルスに多大なサポートをしていただいているステークホルダーの皆さん、この度、清水エスパルスGM、サッカー事業本部長に就任しました反町康治です。どうぞよろしくお願いします。今回このような素晴らしいご縁をいただいたことに感謝すると同時に自らのミッションをしっかり果たしていきたいと思っています。

私のミッションはまずトップチームのJ1リーグ昇格への道筋を作ることです。そしてそれと並行して継続的にレベルの高いチーム作りを編成を含め行っていくことだと認識しています。そのためにここまで培ってきた経験を生かし努力していきます。さらにアカデミーを含めたこの地域の底上げをする必要性も強く感じています。サッカーのまち清水に育ててもらった感謝を胸に育成にも尽力し、サッカー王国静岡の復活の為に貢献していきます。

サッカーはエモーショナルなスポーツです。嬉しい時、辛い時もありますが、決して一喜一憂しすぎることなく着実に前進し、清水エスパルスの力強い未来を皆さんと共に、『ONE FAMILY』になって築いていきたいと思っています。今まで以上の清水エスパルスへの応援、サポートをよろしくお願いします」

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昨季はプレーオフ決勝で東京ヴェルディに屈し、1年でのJ1復帰を逃した清水。シーズン終了後にクラブの取締役も務めていた大熊清ゼネラルマネージャー兼サッカー事業本部長が退任し、このオフは内藤直樹強化部長を中心にチーム編成を行っていた。

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