1日に行なわれたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のファーストレグで、ボルシア・ドルトムントがパリ・サンジェルマンをホームで1-0と撃破した。
試合を決めたゴールはニコラス・フュルクルクが決めたものだったが、このゲームを通じて大きな存在感を見せたのはジェイドン・サンチョであった。
この冬にマンチェスター・ユナイテッドを離れて古巣ドルトムントへとローン移籍した彼は、水を得た魚のように活躍。90分を通して対面するDFヌーノ・メンデスを翻弄した。
『Daily Mail』によれば、『TNT Sports』で解説を務めていたリオ・ファーディナンドは彼について以下のように語っていたという。
「マンチェスター・ユナイテッドで何が起こったのか知りたいよ。なぜうまくいかなかったんだ?試合の出場時間が足りなかったからなのか?それとも自分を適切に発揮できなかったのか?
それともクラブのサイズが大きすぎたからなのか?あのシャツを着ることによるプレッシャーの重さか?それとも選手の能力を最大限に発揮できない監督のせいなのか?」
それに対し、同席していたオーウェン・ハーグリーヴスも「それはすべて環境要因のことだね。今日は最初のタッチからサンチョは素晴らしかった」と話したという。
またハーグリーヴスは「ジェイドン・サンチョは少し傲慢なところがある」と話し、ユナイテッドで求められるものに合わなかったのではないかと示唆していた。
それに対してファーディナンドは「マンチェスター・ユナイテッドで不満があったのは間違いない。プレミアリーグのフィジカルが問題だったのか?それを教えてくれるのはサンチョ本人だけだが、このプレーを見れば彼の価値を下げることはできない」と答えていたとのこと。
マンチェスター・ユナイテッドでは昨年エリック・テン・ハフ監督からアーセナル戦のメンバーから外され、それをきっかけにチームから追放されてしまったサンチョ。
テン・ハフ監督に対して「それは虚偽だ」とSNSで反論したために怒りを買い、トップチームと同じ施設を使用することすらも禁止されてしまったという。
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しかしボルシア・ドルトムントにローン移籍してからは17試合で3ゴール2アシストを記録し、パリ・サンジェルマン戦では出色の出来を見せた。
今回の試合でのドリブル成功数12という数字は、2008年の準決勝でリオネル・メッシが記録した記録と並ぶ大会レコードであったという。