オーストリア代表監督を務めているラルフ・ラングニック氏は、バイエルン・ミュンヘンからの次期監督就任のオファーを断ったという。
今季限りでトーマス・トゥヘル監督が退任することが決定しているバイエルン・ミュンヘンは、来季に向けて新しい指揮官を探している状態にある。
当初はシャビ・アロンソ(レヴァークーゼン)、ウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ)の招聘に動いていたとされるが、両者ともに現在のクラブに残ることを決めたという。
その後ドイツ代表を指揮しているユリアン・ナーゲルスマンにオファーを送ったものの、彼も契約を延長したためバイエルン就任の可能性はなくなった。
それを受けてバイエルンは2022年からオーストリア代表監督を務めてきたラルフ・ラングニック氏にアプローチし、会談を行っていることを公にも認めていた。
ところが『Reuters』によれば、ラングニック氏は最終的に現在のオーストリア代表監督を続けることを決断し、バイエルンに断りの意向を示したとのこと。
ラングニック氏は「私は心からオーストリア代表監督だ。この仕事は私に大きな喜びをもたらし、我々がスタートした道を歩み続ける決意を持っている。これはバイエルンを拒否したというわけではなく、むしろ私のチームと共通の目標を達成するための決定であることを強調したい。EURO2024に完全に集中しているんだ」と語ったそうだ。
『SPORTS ZONE』は、多くの候補に断られてしまったバイエルンは現在シュトゥットガルトを率いているセバスティアン・ヘーネス監督を次期指揮官の候補にリストアップしているとのこと。
シュトゥットガルトは現在ブンデスリーガで3位と好成績を残しており、すでにチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。
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セバスティアン・ヘーネス監督は昨年4月からシュトゥットガルトを率いているが、かつてはバイエルン・ミュンヘンのU-19やリザーブチームで監督を務めていたこともある。
また、バイエルン・ミュンヘンの元会長であるウリ・ヘーネスの甥にあたる人物でもあり、クラブと縁がある人物である。