明治安田J2リーグで現在4位につけるいわきFC。
昨季途中に就任した田村雄三監督のもと、J2昇格2年目ながら開幕から好調を維持。ここ4試合は無失点で3勝1分の成績を収めている。
J1昇格のダークホースとなりつつある彼らは4日、計画が進められている新スタジアム整備の最新状況を報告した。『福島中央テレビ』が伝えている。
新スタジアム検討委員会「IWAKI GROWING UP PROJECT~想いを紡ぐ、地域を繋ぐ~(IGUP)」は、いわきFCの運営会社である株式会社いわきスポーツクラブが、スポーツ庁による「令和5年度スポーツ産業の成長促進事業『スタジアム・アリーナ改革推進事業(先進事例形成支援) 』」の委託契約締結を受けて設立したもの。
この日は前年度の成果および進捗報告を目的とした記者会見がクラブの拠点であるいわきFCパークで開催され、「成長するラボ型スタジアム」を大きなコンセプトに4つの将来像を掲げることでビジョンがまとまったことなどが報告されたという。
いわきFCは、令和6年度も『スタジアム・アリーナ改革推進事業』の契約予定者となり、引き続き「IGUP」の取り組みを継続。2025年6月末までにJリーグへ提出するスタジアム整備計画の策定へ向けた動きを加速していくとのことだ。
これまで行ってきた活動の詳細や今後の動きについては、引き続き様々な機会で共有していくことを表明。サポーターに対しては別途カンファレンスを開催して進捗共有ならびに意見交換を行う予定だという。
こちらはいわきFCが先日公開した動画。
いわきFCは現在、ハワイアンズスタジアムいわきをホームとして使用しており、開幕6試合のホームゲームで平均4,175人の動員を記録。直近2試合の清水エスパルス戦とジェフユナイテッド千葉戦ではチケットが完売しており、入場可能数5,048人に迫る観客がスタジアムに詰めかけている。
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クラブが地域のインフラとして欠かせない存在となりつつあり、その中でスタジアムに関する不足も目立つ段階に入ってきた。新スタジアムに関する議論は今後一年でさらに深まっていくことが期待される。
いわきFCの次戦は12日(日)、こちらも調子を上げているレノファ山口FCとホームで対戦する。