昨季まで坂元達裕が所属していたベルギー2部のKVオーステンデが、深刻な財政難に陥っているとのこと。

『So Foot』によれば、現在1000万ユーロ(およそ16.9億円)の負債を抱えているオーステンデは、来季のプロリーグを戦うためのライセンスを取得できない状態にあるという。

2013年から2023年まで1部リーグを戦っていたオーステンデであるが、昨季限りで2部へと降格。今季は16チーム中13位と低迷し、昇格争いに絡むこともできなかった。

オーステンデを保有しているパシフィック・メディア・グループは、クラブをアベックス・キャピタル・グローバルという英国の投資グループに売却する予定であったが、その交渉は不調に終わったとのこと。

クラブの過半数の株式を持っているパシフィック・メディア・グループのポール・コンウェイ氏が、追加の支払いを要求したほか全株式の売却を望まなかったため、アベックス・キャピタル・グローバル側のとの合意がとれなかったという。

アベックス・キャピタル・グローバルは100%の株式取得を求めていたが、それが不可能になったために撤退し、クラブ買収の可能性がなくなったとのこと。

すでにオーステンデの株式についてはほぼ価値がない状況になっているため、ポール・コンウェイ氏が手放すことを拒否する理由は不明だという。

これにより、オーステンデは来季のプロリーグ参戦に必要なライセンス取得までに条件を満たすことができない状況になり、「奇跡的なこと」がなければアマチュアへの降格と破産が確実であるとのことだ。

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オーステンデは17日までにライセンスを取得するための書類を提出しなければならない状況だが、それができる可能性はかなり低いという。

パシフィック・メディア・グループはこれまでデン・ボス(オランダ)、エスビャーウ(デンマーク)、バーンズリー(イングランド)、ナンシー(フランス)に投資したものの、その全てが買収前よりも低迷している。

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