マレーシアで相次いだサッカー選手への襲撃事件。

今月5日にはマレーシア代表ファイサル・ハリムが濃硫酸を浴びせられ、重度の火傷を負った。

『The Star』などによれば、複数回の皮膚移植手術を受けたファイサルは25日の午後に退院したという。

今後も自宅で治療やリハビリ、心理カウンセリングを受ける予定ながら、詳細は明らかにされていない。

首、肩、手、胸に火傷を負ったファイサルだが、所属クラブの幹部によれば、早ければ8月に復帰できるかもしれないとのこと。

「この経過なら、3ヶ月から6ヶ月で(ピッチに)戻れる可能性が大きいと言われた。これは医師から言われたことだ。早ければ早いほどいい、それが我々の希望だ。回復具合はとても良い。皮膚移植は火傷の70%しかカバーできないと聞いていたが、100%できたのは奇跡的だった」

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また、彼が襲撃される様子を撮影した監視カメラの映像がSNSで拡散されているという。

黒い服と帽子の男が車の後ろで待機し、車に向かって歩いていくファイサルを見ている。彼がドアを開けようとした際、素早く酸を複数回浴びせた。その後、男は近くでバイクで待機していた男とともに逃走。ファイサルの妻はバイクで犯人を追いかけようとしたものの失敗したそう。

この事件に関与した疑いで2人の人物が逮捕されたものの、警察はいずれも釈放しており、犯人はまだ捕まっていないという。

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